HappinessmitH

考えた事や感じたことは言葉にして残しとかないと忘れちゃうんですよね~

好きなこと

 年賀状くれた方、ありがとうございました。昨日、予想していなかった後輩たちからの分も届いていて、とても嬉しかったです。ずぼらなので、ここでまとめてお礼を言わせてください。ありがとう!!今年の成長を楽しみにしています!余談ですが、年賀状でいただく言葉としては実戦を褒めていただくか軽い(柔軟な?)スタンスを羨ましがられるかのほぼ2択で面白かったです。大体の人に同じような印象を持たれていたということが分かりました。年賀状、自己分析としてかなり有用な気がします。

 

 今回のテーマは延々と続く自分語りの枠です。題して、「筆者の好きなこと」。

 就活で「自分の好きな事」→業界、会社という流れを拵えてESに書いたり面接官に説明することはよくありますよね。皆さんは自分の答えにどの程度納得感を持っていましたか?説明を求められるということ以前に、将来仕事をする上で自分の中で「俺はこれが好きだ。だからこの仕事を選んでやっている」と思えた方が絶対良いだろうから、普通にちゃんと考えておきたいですよね。筆者はとりあえず突っ込まれる隙がなるべく少なくなるようにかなりロジックを重視して答えていました。実際、その論理(要は、「→」の部分です)に突っ込まれることはなかった。そこについては面接官は「納得」していた。でも、自分の好きな事(すなわち、「→」の出発点である「おおもと」)って本当にあそこで言っていたものだったのかというとかなり微妙です。大きくかけ離れていたということはないんですけどね。まさに、前々から筆者が主張している「自分の効用関数は不(鮮)明」という話です。まそれは置いといて、筆者は就活が終わってだいぶ経ってから、自分が好きなことを最大限抽象化して認識できるようになりました。就活中ももちろんずっと考えてはいたんですけどね。忙しかったあの時期よりも、かなり生活にゆとりが出てきた就活終了後の方がよく考えられるのは当たり前っちゃ当たり前です。そう考えると就活って皮肉ですよね。自己分析しろって言うくせにてめーが邪魔で時間がねえんじゃボケという。

 そもそも、「仕事に結びつくような「好き」」っていうのが難しいんですよ。例えば筆者はコーヒーが好きです。カルディでそれを選ぶ時間も好きです(行ったことない方はKALDIを見かけたら是非一度お立ち寄りください。色々売っていて楽しいです)。でもだからといってカルディで働きたいとは思ったことがない。それは、カルディが好きというその「好き」とカルディで働くことが結びつくわけではないから。映画や音楽も好きで、以前はTSUTAYAに通い詰めていました。でもそこの正社員になろうと思ったことは一度も無い。「それは他の条件を諸々考慮した結果でしょ」と言えばそれは確かにそうなんだけど、仮にTSUTAYAの平均年収が3000万でホワイトで倍率がそんなに高くなかったとしても(今、原理的に絶対にありえない仮定を鼎立させています)、たぶん受けなかったと思います。やっぱり、自分がTSUTAYAが好きということとそこで働くことが結びつかないからです。就活でよく尋ねられるこの結びつきは、当たり前ですがやはり一番重要です。定量的な他のたくさんの条件に勝るとも劣らず大事なのが、たった一つのこの定性的なファクターなんです(筆者にとってはです。そうでない人も勿論いると思います)。

 つまりここで求められている「好き」は、かなり掘り下げて考えてみないとなかなか見つからないような気がするんですよね。そしておそらく、なるべく抽象的に自分が好きな物事は何かと考えて、それをその仕事が満たすかどうかを知る必要がある。前回お話しした「思考」に他なりません(こうやって意図せず記事の内容がリンクしていくのは非常に心地よいです(笑))。

 

 で、筆者が見つけた自分の好きなことは何かってえと、ざっくり言うと「OSの構築」なんだと思います、たぶん。根本の仕組みやシステムを自分が頑張って構築して、あとはユーザーが自由・快適・効率的にそれを利用する。そして、自分が構築するというそのステップは知性体力精神力全てが必要とされるようなチャレンジングな環境がいいなあと。なぜか分からないけどたぶんこれが筆者が感じる超抽象的なレベルの「固有の嗜好感性」なんですよね。就活を通して(というか終わってからだけど)このことが分かったのでその点については就活は良かったです。

 

 そしてこのことは、筆者が関数という存在にどこか惹かれることを説明してくれます。関数ってOSに他ならないですよね。説明変数の取り得るあらゆる値について統一的に結果を教えてくれる指針です。関数についての記事を書いたのも関数が好きだからだと思います。そして、現実に効用関数があればいいのにと望んでしまうのは、「自分の複雑な幸せシステムを頑張って解明したい」という事なんだと思います。そう考えると、「既に存在する未解明あるいは複雑なシステム(OS)を理解したい」というのも筆者の固有の嗜好感性のようです。確かにそうです。筆者はf(g(h(x)))という合成関数を見ると、=i(x)と一本化したくなる衝動にかられます。これは、そのままではxとその代入結果が不透明な状況を、xだけでシンプルに説明する状況に変えるという作業のように感じるからです。システムの解明です。なんとなくこう、絡まったり結び目がある糸を解きほぐして真っ直ぐの一本にしていくような(文字通り、一本化)感覚が好きなんですよね。これ分かる人絶対いると信じています(ただ、得てして合成関数の方が見た目的にはすっきりしているものなのですが(笑))。また、(素)因数分解も好きです。こう、一見無秩序に見えるものが実は様々な因数の積だった、、、というあの感動。まさに、還元主義的な意味でのシステムの解明ですよねえ。たまらん。だから、筆者的にすごい脳汁が出る展開があるとすれば、すごく雑然とした形の関数f,g,hが与えられていて、この時f(g(h(x)))=0になるxを知りたくて、で左辺をxだけで表したらすごい分かりづらいけど実は因数分解出来て、その結果解が分かるって展開ですね。熱い。

 

 要するに、まだ体系化されていないけど実はきちんとした仕組みがありそうなことをしっかり分析してそれがどういった構造になっているか自分で考えて解明することで、目的達成のために何をすれば良いのかの結論を導き出し(方程式を立てて解を求めることと全く同じです)たいんですよね。筆者が実戦を楽しんでいた裏にはこのような理由があったのです。もちろん実戦含め現実の諸問題は頭で考えているだけでは絶対に解決しないので、実行してみて反省し何度でも立ち向かうことが肝要であり醍醐味です(過去記事と同じことばっか言っててすみません)。  というか今更で申し訳ないんですが、万一、万一部員以外で読んでくださっている方がいらっしゃったら、以下の動画を見て頂けると幸いです。

東京大学運動会躰道部 公式PV - YouTube

 

 このブログを書いているのにも一つそうした理由があります。グーグルで検索しても答えが出てこないような人間の心理や社会といった人文的な諸問題について自分で考え、左辺の糸をほどいて構造の本質を究明することで、自分や、あわよくばこれを読んでくれているあなたが幸せという右辺に少しでも近づければなと。それを満たす何らかの解xを見つける手掛かりになってくれれば幸甚に存じます。このブログ群のタイトル通り、これからも幸せ(と自己満足)を目指して頑張っていく所存です。てか初回で宣言した断定口調はどこいったんだろう。

 

 さて、「関数」の記事で予告した通り、理性偏重主義と関数に感動という2つのテーマをお送りして来ました。次回は幸せの探求というテーマでお送りする予定です。あ、別に最終回にはしません。

 

 今回の曲はプログレです。一般的にはtrack 1の知名度が高いみたいですが、初めてこのアルバムを聴いた時はtrack 3のこの曲の方が遥かに衝撃でしたね。なんというか、「音」を「楽」しむという意味でまさに「音楽」だと感じる曲の一つです。9分弱と長いですが是非BGMにどうぞ。ただし曲展開の起伏が激しいので(そこが好きなのですが)、作業業BGMにはお勧めしません(笑)

siberian khatru - Bing video